悪口は本人に伝えないほうがいい

だれかが、ある人のことを悪く言っていたとします。それを聞いたら、どんな行動をしますか。

悪口に対して、”よくない”と言うこともできますが、悪口・陰口をいう人に限って、”あいつ!いい子ぶっちゃて!”と、相手を変えて攻撃されたりしますよね。

別の話題にふったり、用事を思い出したりしてその場を離れるなど、離れる行動をとってみるのもいいと思いますが、相手が粘着質なタイプだと、また”どう思う”と意見を求められたりします。

良かれと思って・・・本人に伝えるという選択肢がありますが、わたしはおススメしません。

悪口の伝達は、やめるべきおせっかいです。 たとえ本人のためと思っても、です。

古代、悪い情報をもたらす人は死刑になったそうです。

実際に、その人のせいで戦に負けたわけではないのですが、負けの情報、つまり悪い情報をもたらした犯人である、という理由で死刑になったそうです。

たぶん、気がついてはいないと思うので、ここだけの話として、お伝えしておきますが(笑)、悪口の伝達をした人は、必ず恨まれています

悪口を言っていることを聞かされた本人が、本心から”ありがとう”とは、決して感謝していませんよ。

本人からしてみれば、”そんなこと聞かなければよかった”と少なからず思うでしょう。むしろ、余計なことを聞かされて、恨みに思うこともあるのです。

たまに聞いたことがある言葉ですが、”わたしが言ってたっていわないでね・・・”という逃げセリフがついてきます。悪口の伝達の後で、一応おそるおそる“余計なことかもしれないけど・・・”と相手に顔色を伺うくらいなら、はじめからそんなことしない方がいいと思います。

悪口を聞かされた本人は、”余計なことですね”とは、言わないのです。だいたいの人は、”むしろ言ってもらえてよかった”などと大人の反応をしたりします。

大人の反応、そこが、難しいところです。

本人は、海馬の中で、この聞かされた話を記憶しておきます。しかし、将来にその記憶を引き出すとき、どう頑張っても、悪口を”伝達した人が悪口を言っていた”という認識へと動いてしまいます

友達のためにもどうしても、伝えるときは、別の言い方に翻訳してあげましょう
友達なんだから。