福島県警パワハラ事件が掲載されています。
何とも言えない、続きが読みたくない内容です。
担当業務が進まなくなるほどの執拗(しつよう)な非難と叱責(しっせき)が日常的に繰り返されたといいます。
こうなってくると、周りの人もイヤな気持ちになってしまいますよね。
特に人事異動が少ない現場では、逃げようがなくなってしまいます。
昔、有名な経営者の方が、“嫌なら起業すればいいんだ”、と言ったところ、
すごい反対意見が寄せられて炎上したという記事を読んだことがあります。
起業って、自分の経験や得意な分野で勝負するわけですから、同業種で働く場合、その元・パワハラ上司に遭遇するかもしれない、と単純に思ってしまいますよね・・・少しハードルが高い気がします。
さて、内部のパワハラ窓口に相談することで、問題は解消するのでしょうか?
パワハラのターゲットが一人だったりすると、他の人からはそういう意見は出ていない、ということで、問題が先延ばしにされてしまうこともあります。
では、外部のパワハラ窓口を利用すると、どうなるのでしょうか?
外部のパワハラ窓口では、どういう状況だったか、目撃した人はいるのか、など具体的なところを整理するお手伝いをしてくれます。また、そのパワハラで自分はどのように感じているのか、身体の異変なども確認していきます。
特に、あなたはどうしたいのか?というところを中心に課題解決の手伝いをしていきます。
問題を深堀する作業ですが、面接による方法のほかにメールによる相談があります。
身体の異常などがあれば、産業医が相談に応じる場合があります。
外部のパワハラ窓口は、だいたいのところ、会社が契約している窓口です。
他に、政府やNPO、組合が運営する窓口を利用する手段もあります。
しかし、やっぱり解決するのは自分自身です。
内部相談窓口に相談するように、という助言も必ずでるでしょう。
どこかで、立ち向かわなくてはならないときがくるのです。
しかし、心や体が健康ならば、立ち向かうこともできそうです。
初期に相談することも必要だと、感じます。
必要以上に我慢してきた結果、心に問題が出ている場合は、立ち向かうことが難しいと思います。
また、周りに相談した場合、必ず周りの人を巻き込んでしまいます。
その結果、周りの人も少なからず、影響を受ける可能性があります。
代理で、周りの人が外部相談窓口を利用する場合もあります。
もしあなたが、その“周りの人”になった場合、あなたは、やっぱり信念で行動するしかありません。
自分はそのパワハラを見ていてどう思っているのか・・・。そして、自分の道徳的な考えや社会的な立場からみて、どんな違和感があるのか・・・。目撃したのはいつのことか、他に誰がいたのか、そういう手がかりを残すことが役割だと思います。
仕事を変えるという選択肢は、最後の切り札です。でも、今の日本の経済状況と社会状況では難しいように思います。一家の大黒柱、という表現も追い打ちをかけるような気がします。先ほど紹介した、有名経営者の意見、「起業」という選択肢もありますが、もっとハードルが上です。
つまり、この最後の選択肢が機能していないから、逃げ場所がなくなってしまうのではないでしょうか。だからといって、今、打つ手がない、よいアイディアもない、そういう中で、わたしたちは生きています。
根本的な問題をつきつめれば、
先日、こういったパワハラ記事をツイートされている方より、べてら~にんぐをご紹介していただきました。この場を借りてお礼申し上げます。